江次第抄(読み)ごうしだいしょう

改訂新版 世界大百科事典 「江次第抄」の意味・わかりやすい解説

江次第抄 (ごうしだいしょう)

儀式書《江家次第》の語句や儀式の一部を抄出し,解説を加えた室町時代の注釈書。《江家次第抄》ともいう。一条兼良撰述巻首に発題を置いて《江家次第》が撰せられた由来などを記す。本文は巻一~七の7巻が伝わるが,これは《江家次第》の巻一~七(正月~6月)に相当し,《江家次第》全21巻の3分の1程度の部分が伝存していることになる。尊経閣文庫に室町時代末期の写本がある。《続々群書類従所収
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江次第抄」の意味・わかりやすい解説

江次第抄
ごうしだいしょう

朝廷の儀式の解説書。7巻。一条兼良著。大江匡房の『江家次第』のなかの重要な事項,用語に解説を加え,儀式,行事を説明したもの。『続々群書類従』所収。

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旺文社日本史事典 三訂版 「江次第抄」の解説

江次第抄
ごうしだいしょう

室町中期,一条兼良 (かねら) の有職故実 (ゆうそくこじつ) 書
現存7巻。大江匡房 (まさふさ) の『江家次第』を抄出して,利用者指針として解釈したもの。

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