20世紀日本人名事典 「江角ヤス」の解説 江角 ヤスエズミ ヤス 昭和期の修道女,教育家,社会事業家 (福)純心聖母会理事長;(学)純心女子学園理事長;長崎純心大学創立者。 生年明治32(1899)年2月15日 没年昭和55(1980)年11月30日 出生地島根県斐川町 別名修道名=マリア・アダレナ 学歴〔年〕東北帝大理学部卒 経歴在学中に受洗し、卒業後京都府立第一高女に勤務。昭和5年から4年間フランスのイエズス聖心会で修練をつみ帰国。9年日本婦人だけの修道会・純心聖母会の会長に就任。翌10年純心女子学院(現・純心女子学園)を創立して女子教育に尽した。20年8月9日、長崎原爆で被爆、病床から督励して修道会と学校を再建、以後、長崎はじめ各地に学校、幼稚園を擁する。45年恵の丘長崎原爆養護ホームを設立、“被爆者の母”といわれた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江角ヤス」の解説 江角ヤス えすみ-ヤス 1899-1980 昭和時代の教育者。明治32年2月15日生まれ。東北帝大在学中に受洗。昭和9年早坂久之助(きゅうのすけ)の求めで長崎純心聖母会の創立にくわわり,会長となる。10年純心高女を創立し,校長。原爆で校舎は全壊し自身も重傷を負うが,戦後,学園の復興につくし純心女子短大,東京純心女子学園などを創設。45年恵の丘長崎原爆養護ホームを設立した。昭和55年11月30日死去。81歳。島根県出身。修道名はマリア=マダレナ。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例