池上三郎(読み)イケガミ サブロウ

20世紀日本人名事典 「池上三郎」の解説

池上 三郎
イケガミ サブロウ

明治期の司法官 函館控訴院検事長。



生年
安政2年(1855年)

没年
大正3(1914)年10月10日

出生地
陸奥会津(福島県)

経歴
幼くして会津藩藩校・日新館に入る。戊辰戦争では護衛隊に加わって従軍。明治4年上京して慶応義塾に学び、ついで高島嘉右衛門に師事。19歳の時、土浦の化成塾に招かれて英学を教える。のち東京日日新聞の記者を経て、10年司法省に入り、当時一問題となった庄内藩松平親懐事件に参し名を知られる。のち大審院や宮城・大阪・長崎・神戸など各地の地裁検事を経て、函館控訴院検事長に進み、大正2年休職となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池上三郎」の解説

池上三郎 いけがみ-さぶろう

1855-1914 明治時代の検事。
安政2年生まれ。生地の陸奥(むつ)会津(あいづ)藩(福島県)藩校日新館,慶応義塾にまなび,ついで高島嘉右衛門に師事。明治10年司法省にはいり,大審院や各地の地方裁判所の検事をへて函館控訴院検事長。大正3年10月10日死去。60歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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