日本歴史地名大系 「池河内村」の解説
池河内村
いけのこうちむら
- 福井県:小浜市
- 池河内村
正保郷帳によれば田方三八石余・畠方三五石余で、松永谷諸村のうち最も高は少ない。その割に家数は多く、文化七年(一八一〇)一二月の六ケ村出入ニ付一札(池河内区有文書)には惣中七四人が記され、明治二年(一八六九)一二月の村方歎願書(同文書)には「村家数も多、渡世ニ甚難義可仕場所ニ而、山家之事故外ニ方も無之、往昔より炭焼業第一ニ相、年々恐多御収納太切ニ相勤」とあって、主たる生業は炭焼であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報