池田桂仙(読み)イケダ ケイセン

20世紀日本人名事典 「池田桂仙」の解説

池田 桂仙
イケダ ケイセン

明治・大正期の日本画家



生年
文久3年9月2日(1863年)

没年
昭和6(1931)年12月27日

出生地
京都

本名
池田 勝次郎

学歴〔年〕
京都府画学校卒

経歴
父に南画を学び、のち谷鉄臣江馬天江詩文、西尾鹿峰に書を師事。明治19年京都青年絵画研究会で「夏山瀑布」が2等、24年京都私立日本青年絵画共進会で「山寺鐘声」が3等となる。29年日本南画協会結成に参画し幹事就任。文展には40年第1回より出品し、43年、大正元年褒状を受賞、2年〜4年3等賞、6年第11回文展「武陵桃源」は特選となった。8年反帝展を掲げ、日本自由画壇を結成。さらに10年日本南画院結成に参加したが、まもなく退会田近竹邨、山田介堂と共に大正期の京都南画壇の3元老と称された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池田桂仙」の解説

池田桂仙 いけだ-けいせん

1863-1931 明治-昭和時代前期の日本画家。
文久3年9月2日生まれ。父は池田雲樵(うんしょう),母は斎藤拙堂の娘。明治7年京都にうつり,谷鉄臣,江馬天江に詩文をまなぶ。19年から各種展覧会に入賞,40年以降文展を舞台とした。大正8年反帝展をかかげ日本自由画壇を結成。京都画壇に重きをなした。昭和6年12月27日死去。69歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。京都府画学校卒。本名は勝次郎。代表作に「武陵桃源」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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