油蝉(読み)アブラゼミ

デジタル大辞泉 「油蝉」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ぜみ【油×蝉】

セミ一種。夏、最も普通にみられ、体長はねの先まで約5.5センチ。翅は赤褐色で、油の染みたような紋がある。幼虫地中で育ち、7年目に地上に出て羽化し、成虫寿命は1、2週間。あかぜみ。あきぜみ。じいじいぜみ。 夏》「大地いましづかに揺れよ―/赤黄男」

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精選版 日本国語大辞典 「油蝉」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ぜみ【油蝉】

  1. 〘 名詞 〙 セミ科昆虫。体長(翅端まで)五・六~六センチメートル。日本各地で最も普通に見られるセミで、全体に黒く背腹白粉がつき、はね褐色で不透明、濃淡のまだらがある。幼虫期間は六~七年で、七月の初め頃羽化し、ジージーと鳴く。成虫は樹皮を通して汁液を吸う。あかぜみ。あきぜみ。おおぜみ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「しぼり出すごくねちの日の油蝉」(出典:雑俳・俳諧觿‐一九(1809))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「油蝉」の解説

油蝉 (アブラゼミ)

学名Graptopsaltria nigrofuscata
動物。セミ科の昆虫

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