沼山峠(読み)ぬまやまとうげ

日本歴史地名大系 「沼山峠」の解説

沼山峠
ぬまやまとうげ

群馬県境に近い福島県側に位置し、檜枝岐集落と尾瀬(おぜ)沼の間にある。国道三五二号を檜枝岐川沿いにさかのぼり、七入(なないり)から旧沼田街道を谷川に沿って登ると標高一七八四メートルの最高点に着く。下り道に尾瀬沼と湿原を眺望でき、沼の東岸を進んで群馬県に入る。三平(さんぺい)峠(尾瀬峠、標高一七六二メートル)を越し、同県利根(とね)郡片品(かたしな)村戸倉(とくら)を経て同県沼田市に通ずる。「会津風土記」に三平峠について「小瀬峠、陸奥上野之界」とあり、檜枝岐から三平峠に至る二四里の道程は駄馬が通れなかったという。「新編会津風土記」の小瀬沼の項に「檜枝岐村より戸倉村まで行程八里計、山谷の間人家なし、戸倉村より此沼の東岸に小屋二軒をかけ置き、往来に便す」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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