日本歴史地名大系 「泉橋寺」の解説
泉橋寺
せんきようじ
〈京都・山城寺院神社大事典〉
〔創建〕
もと律宗の寺院で、創建は天平一二年(七四〇)あるいは同一三年とされ、行基が
ほぼ同内容の官符が「三代実録」同月三日条にある。「行基大菩薩行状記」は「天平十三年辛巳木津川に大橋をわたし、狛の里に伽藍を立、僧院として泉橋院と号す」とする。なお「作者部類」は「天平十三年春三月、掩留泉橋院、天皇行幸、終日清談、奉施食封一百戸、左大臣橘朝臣、奉施食封五十戸、于時天皇玉駕巡於泉河、乃請大菩薩、終日讌楽」と伝える。「蜻蛉日記」の安和元年(九六八)の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報