法器(読み)ホウキ

デジタル大辞泉 「法器」の意味・読み・例文・類語

ほう‐き〔ホフ‐〕【法器】

仏語仏法を受け入れる素質。仏道修行に耐えられる能力。また、それをもつ人。
仏事に用いる道具仏具法具

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法器」の意味・読み・例文・類語

ほう‐きホフ‥【法器】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. 仏法を受けるに足る能力。仏道修行をするに足る器量。また、それをそなえた人。
    1. [初出の実例]「然而観教身是僧綱、才為法器」(出典権記‐長保二年(1000)八月二〇日)
    2. [その他の文献]〔法華経‐提婆達多品〕
  3. 法要・仏事に用いる器具。仏具。法具。
    1. [初出の実例]「即造乾樋、以充法器」(出典:本朝文粋(1060頃)一二・施無畏寺鐘銘〈兼明親王〉)

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