法隆寺五重塔(読み)ほうりゅうじごじゅうのとう

山川 日本史小辞典 改訂新版 「法隆寺五重塔」の解説

法隆寺 五重塔
ほうりゅうじごじゅうのとう

7世紀末建立の日本最古の木造塔建築様式金堂と似るが,雲形(くもがた)組物に筋彫りがないことなどから,金堂より降ると推定されている。心礎地中にすえ仏舎利(ぶっしゃり)を安置し,心柱をたてる。初重には裳階(もこし)がつき,内部須弥壇(しゅみだん)と須弥山(しゅみせん)を作り塑像(そぞう)を安置。須弥壇には早い時期の改造がある。高さ32.6m。国宝

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旺文社日本史事典 三訂版 「法隆寺五重塔」の解説

法隆寺五重塔
ほうりゅうじごじゅうのとう

奈良の法隆寺西院にある,飛鳥時代の建築様式を伝える木造建築
勾欄は卍くずし・雲形肘木 (ひじき) ・人字形割束 (わりづか) を用いるなど独特の様式がみられる。総高32.5m。心柱下に仏舎利,初層に白鳳時代の塑像群がある。

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