波動説(読み)ハドウセツ

法則の辞典の解説

波動説【oscilation theory】

造山運動とグライディングテクトニクスを総合した地殻変動理論.ハールマンによって提案された.大規模地向斜に堆積した地層が隆起するとき,周辺に向かって地層のグライディングが起こる.これが褶曲運動に他ならないというもの.

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大辞林 第三版の解説

はどうせつ【波動説】

光の波動説。一七世紀にホイヘンスが提唱し、一九世紀にヤングとフレネルらが干渉・回折実験に成功して光の波動説を確立した。一九世紀後半にはマクスウェルがその電磁理論から光は電磁波であることを導いた。
粒子の波動性を強調する説。1924年にド=ブロイが電子の波動説を提唱。これはのちに回折実験で確かめられ、量子力学成立の先駆となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

波動説
はどうせつ

低気圧の発生を、大気中の前線上の波動の発生に起因するものとなす学説をいう。波動論ともいい、正確には低気圧波動論または寒帯前線論という。温帯低気圧の発生や発達は、寒帯気団と熱帯気団の境界面(寒帯前線)に生ずる不安定波によって説明され、天気図上でもそのふるまいが定性的に検証されて総観気象学を発展させた。この学説は、1919年ノルウェーのベルゲン学派の提唱に基づくものである。[股野宏志]

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精選版 日本国語大辞典の解説

はどう‐せつ【波動説】

〘名〙
の本質は波動であるという説。一七世紀にオランダ人ホイヘンスが提唱。その媒質として仮想の物質エーテルが考えられた。現在は空間自身を媒質とする電磁波であるとされており、粒子性をも示す二重性は量子力学で説明される。
※哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一「例へば地動説、重力論、光線波動説の如き其初め皆臆説にあらざるなし」
② 粒子の運動は波動であるという説。一九二四年ド=ブロイが提唱し、シュレーディンガーの波動力学に発展。

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世界大百科事典内の波動説の言及

【光】より


【波動としての光】
 光学の歴史は古く,古代ギリシアのユークリッド(エウクレイデス)は光が直進することや反射の法則について記述を残しているが,光学が近代的学問としての装いを整えるようになるのはさまざまな光学器械が登場する16世紀以降のことであり,また,これに伴って,光の本性をめぐっての論争も活発化する。光学
[波動説の確立]
 ニュートンはプリズムを使った観察から,白色光が多数の色の異なる光に分けられることを見いだし,光の微粒子とこれに刺激されて振動する媒質(エーテル)というモデルを考えて光学現象を説明しようとした。ただしニュートンは光の粒子説をかならずしも積極的に主張したわけではない。…

※「波動説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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