デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津打門三郎」の解説
津打門三郎(初代) つうち-もんざぶろう
元禄(げんろく)16年生まれ。2代津打治兵衛の養子。初代大谷広次の門人。江戸から京坂にうつり,しだいに地位をたかめ,のち江戸にもどる。宝暦元年津山友蔵とあらため,立役(たちやく)の大立者となる。宝暦3年9月2日死去。51歳。初名は大谷六蔵。俳名は松香,瑞馬。
津打門三郎(2代) つうち-もんざぶろう
初代の門人。宝暦4年(1754)江戸中村座で2代を襲名。6年京都で2代津山友蔵をつぐが,10年門三郎にもどす。のち中村座,森田座で合作者をつとめた。前名は津打門十郎。作者名は豊見里大,浜路荻生,浜路的生(2代)。