津福今村(読み)つぶくいまむら

日本歴史地名大系 「津福今村」の解説

津福今村
つぶくいまむら

[現在地名]久留米市津福今町・江戸屋敷えどやしき一―二丁目

津福村の東・南に位置し、南は白口しらくち村。江戸中期に津福村から分村して成立。東部久留米城下から南下する街道(通称上妻街道)が通り、在郷町の津福今町がある。元禄国絵図に村名がみえ、無高。「在方諸覚書」に古高の記載はなく、役高一九石。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高二〇石。文化四年(一八〇七)の畝付帳では開畑一四町一反余・居屋敷一反余。天保郷帳に記載はない。旧高旧領取調帳の高一八四石余。

元禄五年(一六九二)当村の者九人が御立山松木盗伐、すでに死去している四代将軍徳川家綱の法事により死罪を免れ領分追放となった(古代日記書抜)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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