出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
多孔質で吸着力の強いアルミナ.水酸化アルミニウムを加熱脱水してつくられる.空気などの気体および有機溶剤中の水分の除去に用いられる.活性アルミナにより除湿された空気中の水分は約0.01 mg L-1 で,CaCl2,シリカゲルなどより強力な除湿剤である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…アルミナ磁器は,その電気絶縁性,硬質性,耐摩耗性,生体機能などを利用して各種用途に利用される。熱分解性のアルミニウム塩類を加熱分解して得られるγ‐アルミナ(活性アルミナ)は,結晶粒径の非常に小さなもので,表面積が大きく,化学的にも安定であり,触媒,触媒担体,吸着剤などに用いられる。火炎溶融法(ベルヌーイ法),水熱法,引上げ法などによってつくられた単結晶アルミナは,人造宝石,ルビーレーザー用ロッド,集積回路基板などに使われる。…
… Al2O3・nH2Oの組成をもつ物質もアルミナ(または水和アルミナ)ということがあるが,これは実際にはAlO(OH)のような酸化水酸化物である。このうち活性アルミナと呼ばれる物質は,触媒,クロマトグラフィーに広く使われているが,これも酸化水酸化物,場合によってはほぼ[Al2(OH)5]2(CO3)・H2Oの化学式に相当する水酸化炭酸塩である。【水町 邦彦】。…
※「活性アルミナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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