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流体素子 りゅうたいそしfluidic devices

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

流体素子
りゅうたいそし
fluidic devices

流体力学の原理を使用した制御素子。その原理は 1960年アメリカ陸軍のハリー・ダイヤモンド研究所から公表された。制御される気体や液体などの流体そのものの性質を利用するもので,速度では電気回路に及ばないが,機械的な制御弁などより動作が速く,コストが安い。また媒体として空気を利用すると,火災や爆発を起す危険がなく,過負荷や短絡によるショックや損傷もないので,危険な可燃性物質を取扱うのに適する。各種の工作機械やエアコンなどへの応用のほか,危険薬品やガソリンの計量に使われ,各種化学工場や人工心臓の弁への応用などが研究されている。また,論理素子として,流体素子のみで計算機を組立てることも試みられた。

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デジタル大辞泉の解説

りゅうたい‐そし〔リウタイ‐〕【流体素子】

水や空気などの流体そのものの挙動を利用して、流量や方向を制御する装置。弁などの機械的な可動部がないため信頼性が高い。エンジンの燃料噴射や油圧による制御装置などで利用されるほか、近年、微細加工技術(MEMS)と組み合わせ、医用工学化学工学への応用が進められている。

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