デジタル大辞泉 「流注」の意味・読み・例文・類語 りゅう‐ちゅう〔リウ‐〕【流注】 [名](スル)1 流れ込むこと。また、流し込むこと。「数国の彊内を経て―する者は」〈西周訳・万国公法〉2 ⇒るちゅう(流注) る‐ちゅう【流注】 結核の病巣に生じた膿うみが、組織の間を流れ下り、離れた場所にたまること。流注膿瘍のうよう。りゅうちゅう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「流注」の意味・読み・例文・類語 る‐ちゅう【流注】 〘 名詞 〙 ( 「るじゅう」とも )① =りゅうちゅう(流注)①[初出の実例]「人間の水をみるに、流注してとどまらざるとみる一途あり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)山水経)② 身体の内部に発生し、膿(うみ)を出し、各所に転移する、治療困難な腫物(はれもの)。りゅうちゅう。〔病名彙解(1686)〕 〔証治準縄‐外科・流注〕 りゅう‐ちゅうリウ‥【流注】 〘 名詞 〙① 流れそそぐこと。また、流し込むこと。るちゅう。[初出の実例]「水源の流注断滅なきことは」(出典:乾坤弁説(1656)亨)[その他の文献]〔李邕‐嵩岳寺碑〕② =るちゅう(流注)② 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例