精選版 日本国語大辞典 「流移」の意味・読み・例文・類語 りゅう‐いリウ‥【流移】 〘 名詞 〙① あちらこちらとさまようこと。さすらい。流浪。[初出の実例]「水草を遂ふて流移をなし」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編〉二)[その他の文献]〔後漢書‐桓帝紀〕② 移りかわること。[初出の実例]「面影の種々に変動流移(〈注〉ウツリカハリ)するが如く」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)③ 移り住むこと。移住。[初出の実例]「封建世祿の法次第に廃止せしより〈略〉小民産業を失て他国へ流移するもの多し」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)④ ⇒るい(流移) る‐い【流移】 〘 名詞 〙 流罪の人を、配所に移すこと。また、流罪となって配所に移されること。[初出の実例]「凡流移囚。在レ路有二婦人産一者」(出典:令義解(718)獄)[その他の文献]〔唐六典‐尚書・刑部〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「流移」の読み・字形・画数・意味 【流移】りゆう(りう)い 流浪。〔後漢書、東夷、倭伝〕會稽東冶縣の人、に入りて行(ゆくゆく)風にひて移し、州に至るり。在る、來すべからず。字通「流」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報