日本歴史地名大系 「流長院」の解説 流長院りゆうちよういん 熊本県:熊本市熊本城下内坪井町流長院[現在地名]熊本市壺川一丁目市立壺川(こせん)小学校北側の坪井(つぼい)川沿いに位置し、広徳山と号し、曹洞宗。本尊は観世音菩薩。江戸時代は流長院前は内坪井(うちつぼい)に属し、豊後街道の勢溜となり、内坪井の構門があり、出口番所が設置されていた。また流長院のすぐ前で、坪井川本流と内堀(現坪井川)とが分岐し、内坪井の北端はここから始まる。「国誌」によれば、慶長五年(一六〇〇)伝志的が肥前より来て開基したという。第二次世界大戦中に供出されて現在はないが、貞享二年(一六八五)の銘をもつ鐘があったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by