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海浜流 かいひんりゅうnearshore current

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海浜流
かいひんりゅう
nearshore current

海岸付近での波浪が直接の原因となって海岸線の近くに起こる流れ。海岸の浸食堆積をもたらす漂砂の動きと密接に結びついていたので,古くから注目されてきた。が海岸に近づくとき,波の進行によって生じる質量輸送,さらに近づいて砕波して生じる岸沿いの並岸流(→沿岸流),幅狭く集中的に沖向きに流れる離岸流リップカレント)を含めて海浜流もしくは海浜流系という。海岸には離岸流がほぼ一定の間隔(数十~300m程度)で並んで生じている。海浜流の流速は波の状態によって変わりうるが,大きいところでは 1m/sにも達し,海水浴には危険な場所とされる。海岸によく見られるカスプ(砂浜の波打ちぎわに見られる三角形の砂礫の高まり)の形成に海浜流が関係していると考えられる。防波堤や港湾施設の構築により波浪の特性が変わったりすると局所的に砂の移動が起こり,浸食や堆積をもたらすことがある。

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デジタル大辞泉の解説

かいひん‐りゅう〔‐リウ〕【海浜流】

海岸付近における、波浪が直接的な原因となって起こる海水の流れの総称。沖から海岸に寄せる向岸流、海岸から沖に向かう離岸流、海岸に沿って流れる沿岸流などがある。

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世界大百科事典内の海浜流の言及

【沿岸流】より

…海岸の砂を長期間にわたり一方向に運搬する働きをもつので重要。なお,沖合数kmまでの沿岸海域の海岸に平行な海流や潮流による流れ(海岸流coastal current)や,砕波帯内の波の作用による流れ一般(海浜流nearshore current,littoral current)を沿岸流とよぶこともある。【渡辺 晃】。…

※「海浜流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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