安岡章太郎(やすおかしょうたろう)の中編小説。1959年(昭和34)11月および12月の『群像』に発表。同年12月講談社より刊行。芸術選奨を受賞。主人公信太郎は、K浜の海岸の精神病院で母を看(み)取る。母の正気は戻らないが、その傍らで一家の戦後生活を回想する。信太郎はひとりっ子であり、軍隊帰りの病身である。父は軍の獣医であり、少将にまでなっていたが、敗戦で引き揚げてからは一家は無収入状態になる。その苦難を脱しかけたとき、母の精神は異常になったのである。安岡自身の戦後体験を踏まえて、母と子の問題を描く。
[鳥居邦朗]
『『海辺の光景』(角川文庫・新潮文庫)』
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
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