海雀(読み)ウミスズメ

デジタル大辞泉 「海雀」の意味・読み・例文・類語

うみ‐すずめ【海×雀】

チドリ目ウミスズメ科海鳥全長約25センチ。体は丸みを帯び背面は青灰色、腹は白い。北太平洋に分布。日本では冬鳥として各地の海上でみられ、北日本で繁殖するものもある。翼を使って潜水し、魚などを捕る。ウミスズメ科にはエトロフウミスズメ・ウミガラスウミオウムウミバトなども属する。
ハコフグ科の海水魚。全長約20センチ。体は箱形で、とげ頭部に一対と背びれの前に1本ある。本州中部以南の暖海に分布。

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精選版 日本国語大辞典 「海雀」の意味・読み・例文・類語

うみ‐すずめ【海雀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ウミスズメ科の海鳥の総称。北半球北部海域に約二〇種があり、日本にはウミガラス、ウミスズメなど一四種が記録されている。繁殖期以外は海上で過ごし、潜水して魚を捕食する。尾の短いずんぐりした身体で羽色は地味。足は体の後端近くにつき、陸上では直立した姿勢になるので一見小形のペンギンのように見える。この中の小形で嘴(くちばし)の小さいものだけをウミスズメ類ということもある。
  3. ウミスズメ科の海鳥。全長約二五センチメートル。体は肥り、尾羽が短い。背面は青黒色で腹部は白い。千島、朝鮮半島北部などで繁殖し、冬から春にかけて日本各地の海上にみられる。魚群を見つけると群れをなして集まる。《 季語・冬 》
  4. ハコフグ科の海魚。全長約二〇センチメートルに達する。全体に堅い甲羅でおおわれ、断面が五角形の箱形である。頭部に角状をした一対のとげがある。本州中部以南、西太平洋、インド洋の暖海にすむ。すずめふぐ。はこふぐ。すずめいお。いしふぐ。かいぎゅう。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「海雀」の解説

海雀 (ウミスズメ)

学名Synthliboramphus antiquus
動物。ウミスズメ科の鳥

海雀 (ウミスズメ)

学名:Lactoria diaphana
動物。ハコフグ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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