液相線(読み)エキソウセン

化学辞典 第2版 「液相線」の解説

液相線
エキソウセン
liquidus

二成分系の固液相平衡図(融点図)において,固相平衡にある液相の温度(融点)と液相の組成の関係を示す曲線.これに対し,融点と固相の組成の関係を示す固相線がある.一定温度で平衡にある液相と固相の組成は,一般に一致しないから,固液平衡図には液相線と固相線の二つが存在し,両者は平衡図の両端の純成分で合致する.図はもっとも簡単な,2成分が任意の割合固溶体をつくる場合の例である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

岩石学辞典 「液相線」の解説

液相線

一定の圧力の下で組成と温度を座標とする平衡図で,各組成の液相についてその中に溶ける固相の飽和温度を示す点を連ねた曲線を液相線という.この温度以上では平衡状態では液相が安定である.温度─組成の軌跡で,液相の中の固相の最大溶解度(飽和)を示している.二成分系では線となり,三成分系では面となる[Edgar : 1974, 片山ほか : 170].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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