化学辞典 第2版 「液相線」の解説
液相線
エキソウセン
liquidus
二成分系の固液相平衡図(融点図)において,固相と平衡にある液相の温度(融点)と液相の組成の関係を示す曲線.これに対し,融点と固相の組成の関係を示す固相線がある.一定温度で平衡にある液相と固相の組成は,一般に一致しないから,固液平衡図には液相線と固相線の二つが存在し,両者は平衡図の両端の純成分で合致する.図はもっとも簡単な,2成分が任意の割合で固溶体をつくる場合の例である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報