清原雄風(読み)きよはらおかぜ

改訂新版 世界大百科事典 「清原雄風」の意味・わかりやすい解説

清原雄風 (きよはらおかぜ)
生没年:1747-1810(延享4-文化7)

江戸後期の歌人豊後の人。通称忠次郎,号は崑岡など。もと医者。のち学才を認められて岡藩儒となるが,公務をいとうあまり亡命して下総(しもうさ)などに寓居した。その後江戸に移住,加藤千蔭らと親交を結び,もっぱら詠歌に意を用いる。雄風編の類題和歌集《怜野(れいや)集》は,江戸を中心に広くおこなわれ,歌壇活況をもたらすと同時に,雄風の歌名をも大いに高めた。家集に《清原雄風歌集》がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 鈴木

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清原雄風」の解説

清原雄風 きよはら-おかぜ

1747-1810 江戸時代後期の歌人。
延享4年生まれ。豊後(ぶんご)(大分県)の人。父の医業をつぐ。岡藩の儒医となるが,脱藩して諸国放浪寛政の末ごろから江戸にすみ,加藤千蔭(ちかげ),村田春海(はるみ)らとまじわり,名をあげた。文化7年8月20日死去。64歳。本姓は森。字(あざな)は伯高。号は崑岡,楊伯など。名は別に蔵,玄達。編著に「怜野(れいや)集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む