渡辺家住宅(読み)わたなべけじゆうたく

日本歴史地名大系 「渡辺家住宅」の解説

渡辺家住宅
わたなべけじゆうたく

[現在地名]関川村下関

下関しもせき東端、旧米沢街道に面してある関川郷大庄屋渡辺三左衛門の住宅で国指定文化財。現存の建物は天明六年(一七八六)の火災の後同八年再建されたもので、母屋は桁行一九間半・梁間一〇間の切妻造、味噌蔵・米蔵金蔵・宝蔵・塀などを含み、敷地は約一町歩(約九千一九三平方メートル)。庭園も国指定名勝。

渡辺氏の初代は村上藩士で、家督嗣子に譲って隠居し、寛文七年(一六六七)現在地に定住したという。二代目以降三左衛門を名乗り、桃崎ももざき(現北蒲原郡中条町)を根拠地として同浜船頭与四郎とともに廻船業を営み、下関村裏通りふる川からあら川に船を出し、桃崎浜経由で大坂方面と交易したと伝えられるが不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「渡辺家住宅」の解説

渡辺家住宅

千葉県夷隅郡大多喜町にある住宅。1849年に建てられた商家。国の重要文化財に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android