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温泉荘 ゆのしょう

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百科事典マイペディアの解説

温泉荘【ゆのしょう】

但馬国二方(ふたかた)郡にあった荘園。兵庫県温泉町(現・新温泉町)の湯一帯を荘域とする。古代は《和名抄》記載の温泉郷の地。1165年の但馬国司庁宣案および阿闍梨聖顕寄進状案(高山寺文書)によると,聖顕は郷内竹田寺木村を後白河院蓮華王(れんげおう)院(現京都市東山区三十三間堂)に寄進し,毎年能米100石進納を条件に領家職を確保した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆのしょう【温泉荘】

但馬国二方郡(現,兵庫県美方郡温泉町)の荘園。この地はもと国領温泉郷で,その本領主は平季盛であったが,1139年(保延5)子の季広が跡を継ぎ,これを法橋聖顕に寄進した。聖顕は65年(永万1)さらにこれを京都の蓮華王院に寄進し,そのとき同院に鐘楼一宇を造立したのでその成功により,蓮華王院領温泉荘として国領から切りはなすことが許された。翌年その四境に牓示(ぼうじ)を打って荘園として独立するが,本家蓮華王院,領家法橋聖顕,下司本領主平季広である。

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世界大百科事典内の温泉荘の言及

【本家】より

…したがって本家は院宮家,摂関家など最上級の貴族に求められることが多い。例えば,但馬国温泉荘(ゆのしよう)はもと公領の温泉郷であったが,開発領主平季広が私領主権を阿闍梨大法師聖顕に寄進した。しかし,支配に不安を感じた聖顕は,さらに後白河法皇の御願寺である蓮華王院(三十三間堂)に寄進して本家と仰ぐことにし,ここに蓮華王院領温泉荘が成立するのである。…

※「温泉荘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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