渾名・綽名(読み)あだな

精選版 日本国語大辞典 「渾名・綽名」の意味・読み・例文・類語

あだ‐な【渾名・綽名】

〘名〙 (「あだ」は「他、異」の意)
本名とは別に他人を親しんで、また、あざける気持から、その容姿性質、くせ、挙動などの特徴によって付けた名。
慶長見聞集(1614)四「頭に毛のなきを、年寄きんかつぶり、はへすべり、などとあた名を云て、若き人達笑ふ」
② (━する) 渾名①で呼ぶこと。
※妙好人伝(1842‐52)初「殊に人にまさりて仰信なるゆゑ世人異名(アダナ)して今清九郎とぞ称し侍りしとなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android