湖底平野(読み)こていへいや

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湖底平野」の意味・わかりやすい解説

湖底平野
こていへいや

湖が干上がって生じた、シルト粘土からなる平坦(へいたん)な平原。アメリカのユタ州やネバダ州の山間地(内陸盆地)には、かつての多雨期に多雨期湖とよばれる湖がたくさんあった。グレートソルトレーク周辺にあったボンネビル湖などが代表であり、これらが干上がって湖底平野になったのである。カリフォルニア州南部のデス・バリー(死の谷)のように、塩が集積した湖底平野もある。デス・バリーの北西にある「競争場」とよばれる湖底平野では、大きな石が、数百メートルもの距離を強い風によってすべり動かされることが知られている。

 温暖湿潤気候温帯多雨気候)下にある日本では、湖が消失する過程で河川の運搬土砂が湖底に堆積(たいせき)して三角州扇状地になることが多い。また、日光の戦場ヶ原や尾瀬ヶ原などの標高の高い地域の湿原にも植生があり、泥炭層に覆われていることなど、乾燥地域の湖底平野とは様相が異なる。

[池田 宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む