日本歴史地名大系 「湯ノ丸山」の解説 湯ノ丸山ゆのまるやま 長野県:小県郡湯ノ丸山小県郡の北東、禰津(ねつ)村(現東部(とうぶ)町)・長(おさ)村(現真田(さなだ)町)・上野国吾妻(あがつま)郡田代(たしろ)村(現群馬県吾妻郡嬬恋(つまこい)村)の境にある山。標高二一〇五メートル。山容は半円形である。山の西、指呼の間に烏帽子(えぼし)岳がそびえる。東方の裾に地蔵(じぞう)峠(一七三三メートル)があり、一帯はなだらかな高原地帯で湯ノ丸高原とよばれ、湯ノ丸牧場も開かれている。北方の裾に角間(かくま)峠(一八〇四メートル)がある。両峠を越えた山の北東の渓谷に山の湯(旧鹿沢(かざわ)温泉)がある。湯ノ丸高原は、上代「延喜式」に「新治牧」、「吾妻鏡」文治二年(一一八六)に「新張牧(みはりのまき)」と記された牧が奈良原(ならばら)(現東部町)から地蔵峠を越えて広がっていたものと推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯ノ丸山」の意味・わかりやすい解説 湯ノ丸山ゆのまるやま 群馬・長野県境にある鐘状火山(しょうじょうかざん)。浅間火山群(あさまかざんぐん)の一つで標高2101メートル。東斜面のレンゲツツジの大群落はみごとで、湯ノ丸牧場では夏を中心に乳牛・牛・馬の放牧風景がみられ、冬はスキーが盛んである。東麓(とうろく)の地蔵峠(じぞうとうげ)(1733メートル)は南側の新張(みはり)と北側の旧鹿沢(かざわ)間の要所で、距離1町(約110メートル)ごとに建てられた石の地蔵がある。[村木定雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
事典・日本の観光資源 「湯ノ丸山」の解説 湯ノ丸山 (群馬県吾妻郡嬬恋村・長野県東御市)「ぐんま百名山」指定の観光名所。 出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報 Sponserd by