日本歴史地名大系 「湯山城跡」の解説 湯山城跡ゆやまじようあと 岡山県:真庭郡湯原町湯本村湯山城跡[現在地名]湯原町湯本湯原温泉の北、美作西部の中核高田(たかた)城(現勝山町)から北へ一五キロほどさかのぼった伯耆往来(犬挟峠越)沿いにあり、同城のいわば砦(「作陽誌」では湯山堡)であったと思われる。湯本(ゆもと)城とも称した。北から南へ延びた細い支尾根上に築かれていて、東・西・南面は急斜面で、とくに西側は急峻。この支尾根の東を伯耆往来が通り、並行して田羽根(たばね)川が流れる。 湯山城跡ゆやまじようあと 熊本県:球磨郡水上村湯山村湯山城跡[現在地名]水上村湯山湯山川を堀にして北西に広がる、標高約三四九メートルの通称高城(たかじよう)山とよぶ独立丘陵上に位置する。城跡からは集落が一望でき、また湯山への入口にあたる地点でもあり、城として絶好の場所である。南東側の野首部分に堀切が見られ、馬場跡も残る。麓には玖月善女が入水した淵に建立された茂間崎(もまがさき)水神社や湯山佐渡の墓といわれるものが残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by