コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

湿潤断熱減率 シツジュンダンネツゲンリツ

2件 の用語解説(湿潤断熱減率の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

しつじゅん‐だんねつげんりつ【湿潤断熱減率】

水蒸気で飽和している空気塊が上昇し断熱膨張するときの、温度の低くなる割合。100メートルにつき0.5度ぐらい。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

パラグライダー用語辞典の解説

湿潤断熱減率

サーマルが地上を離れて上昇する際、乾燥断熱減率の割合で気温が下がるが、次にサーマルが雲になると、水蒸気の潜熱の関係で気温の下がる割合が小さくなって、大体0.5~0.9℃位の気温降下となる。これを湿潤断熱減率という。湿潤断熱減率は100m上昇(下降)した際に新たに発生する凝結(蒸発)量が気圧および気温に依存する為、その時の気圧や気温によって違ってくる。そのため、気圧が高くて低温であるほど大きくなり、乾燥断熱減率に近づく。逆に、気圧が低くて高温であるほど小さくなるが、パラグライダーの場合、近似値的に100mにつき0.5℃としてもさしつかえない。

出典|
Copyright (C) 2010 浜名湖パラグライダースクール All Rights Reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の湿潤断熱減率の言及

【気温減率】より

…その温度減少率は,空気塊の中で凝結がない場合は,空気の定圧比熱をCpとすると,g/Cp=0.977℃/mで,乾燥断熱減率といわれる。凝結がある場合の減少率は湿潤断熱減率といわれ,気圧や温度によって異なるが,下層大気では普通0.5~0.6℃/100mである。湿潤断熱減率は空気塊内の凝結による熱放出のため,乾燥断熱減率よりは小さい。…

【断熱変化】より

… 乾燥空気が断熱変化しながら上昇するとき,100mごとに約1℃気温が低下する(この値を乾燥断熱減率という)。一方,水蒸気で飽和した空気が断熱的に上昇すると気温が低下し,水蒸気が水や氷になるため潜熱が放出され,温度低下の度合(これを湿潤断熱減率という)は乾燥断熱減率より低く,気温,気圧によって異なるが100mにつき約0.5℃となる。後者の過程で,凝結した水や氷が空気塊の中にとどまっている場合には,空気塊全体として見れば変化は可逆的であり断熱的である。…

※「湿潤断熱減率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

湿潤断熱減率の関連キーワード乾燥断熱減率急傾斜グランドサーマルコラムサーマルサーマルソアリングサーマルブロートリガースポットバブルサーマルブルーサーマルリッジサーマル

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

湿潤断熱減率の関連情報