日本歴史地名大系 「源龍院跡」の解説 源龍院跡げんりゆういんあと 和歌山県:伊都郡高野町高野山西院谷源龍院跡[現在地名]高野町高野山西院(さいいん)谷の北西部にあったが、現存しない。文化一〇年(一八一三)の高野山細見絵図では、大門前の東西通り(現大門通)の北側に西から延寿(えんじゆ)院・観音院・不動院・宝厳(ほうごん)院・来迎(らいごう)堂・智荘厳(ちしようごん)院などが描かれ、源龍院は宝厳院の北側に記される。本尊は阿弥陀如来(伝恵信僧都作)。開基は不詳。中興は純房栄義(阿波国出身)。天文―永禄年間(一五三二―七〇)に木食快真が住職の時、行人方から学侶方へ所属を変更、院領を定められたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by