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溶融塩 ようゆうえんmolten salt; fused salt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

溶融塩
ようゆうえん
molten salt; fused salt

固体塩を加熱し融解状態としたもの。融解塩ともいう。約 300~1250℃の融点をもつ塩類が対象となる。水溶液に比べて比電導度は約 10倍で,導電性にすぐれている。また水を含まないので,溶融塩電解を行うとき,水溶液系にみられる水素や酸素の発生がない。イオン電導性を示し,直流を通じればファラデーの電気分解の法則に従って電解が行われる。このため水溶液からの電着不能の金属,たとえばアルミニウムマグネシウムナトリウム,フッ素の工業的製造に用いられる。また高温でも安定で熱伝導性もよいので,塩浴 (→熱浴 ) にも利用されている。

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世界大百科事典内の溶融塩の言及

【液体】より

…ケイ素の結晶は共有結合でできた半導体であるが,融解すると金属液体となる。塩化ナトリウムなどのイオン性化合物がとけると,正負のイオンからなる液体となり,これを溶融塩という。このほか,液体を構成している分子が電気的双極子をもつか否かにより有極性液体と無極性液体に分けることもある。…

※「溶融塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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