デジタル大辞泉 「溶血素」の意味・読み・例文・類語 ようけつ‐そ【溶血素】 赤血球の膜を壊し、溶血を起こさせる物質。補体と結合した作用を示す抗体、溶血性連鎖球菌・ぶどう球菌の生成する毒素や蜂毒・蛇毒など。溶血毒。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「溶血素」の意味・読み・例文・類語 ようけつ‐そ【溶血素】 〘 名詞 〙 赤血球を破壊し、ヘモグロビンを遊出させる物質。型の違う赤血球が体内にはいった場合にこれを溶血させる溶血素や、細菌の分泌する溶血毒、寒冷時に自分の赤血球を溶血させる自家溶血素などがある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
化学辞典 第2版 「溶血素」の解説 溶血素ヨウケツソhemolysin 赤血球に作用し,その膜を破壊し,ヘモグロビンを遊出させる物質をいう.溶血反応を引き起こす抗体や,ある種の細菌の分泌する毒素がこれに属し,前者を免疫溶血素,後者を細菌性溶血素ともいう.免疫溶血素は異種赤血球を抗原として動物を免疫したときに血清中に生じる抗体で,補体の存在下で赤血球を溶血する. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by