滝沢川(読み)たきざわがわ

日本歴史地名大系 「滝沢川」の解説

滝沢川
たきざわがわ

吉岡村西方、伊香保いかほ町・榛東しんとう村境の船尾ふなお山のうつぼ沢の湧水を集める船尾滝を源流とする川で、小倉おぐら上野田かみのだ・下野田の各地区を東流し利根川右岸に注ぐ。近世初頭より前記三ヵ村の重要な用水源で、寛延二年(一七四九)頃には三村で合せて約六〇町ほどの田を灌漑していたが、水の不足することが多かったのでしばしば水論が起きている。翌三年幕府評定所はこの川の分水方法について三ヵ村に裁許を下しているが(佐藤文書)、これによると水路を胴木で閉切り小倉村野口のぐち(二分堰とも)で同村へ二分、上野田村木戸きど堰で上野田・下野田両村へ八分の割で分水することにしている。以後この裁許は滝沢川分水の基準となったが、同川左岸一帯はふたッ岳の噴出物に覆われる所が多いため漏水が激しく、例年水不足の状態が続いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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