漬かる(読み)ツカル

デジタル大辞泉 「漬かる」の意味・読み・例文・類語

つか・る【漬かる】

[動ラ五(四)]
(「浸かる」とも書く)液体の中にひたる。転じて、ある状態などにはいりきる。「温泉に―・る」「怠惰な生活に―・る」
漬物が、食べごろになる。「ナスがよく―・る」
[類語]浸る漬ける浸す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「漬かる」の意味・読み・例文・類語

つか・る【漬】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 液体の中にひたる。
    1. [初出の実例]「塩のひて候時は、陸と嶋の間は馬の腹もつかり候はず」(出典:平家物語(13C前)一一)
    2. 「ミヅニ tçucaru(ツカル)」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. 漬物がよく熟して味がよくなる。
  4. ある環境雰囲気にあまんじる。
    1. [初出の実例]「変遷の空気の中に浸(ツカ)ってゐては」(出典:東京の三十年(1917)〈田山花袋〉東京の発展)

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