(読み)ラン

デジタル大辞泉 「瀾」の意味・読み・例文・類語

らん【瀾】[漢字項目]

[音]ラン(呉)(漢)
大波。「回瀾狂瀾波瀾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「瀾」の読み・字形・画数・意味


20画

(異体字)
14画

[字音] ラン
[字訓] なみ・おおなみ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は闌(らん)。〔説文十一上に「大波を瀾と爲す」とあり、或(ある)体としてをあげている。は〔詩、魏風、伐檀〕に「河水くして且つ(なみだ)つ」と歌われているように、小波をいうことが多い。〔毛伝〕に「風、水を行きてすをと曰ふ」とみえる。瀾は慣用として大波をいう。

[訓義]
1. なみ、おおなみ、さざなみ
2. なみたつ、なみうつ、なみうち、つらなる。
3. と通じ、米のとぎ汁。

[古辞書の訓]
名義抄〕瀾 ナミ・ナミダツ・アハ・ササラナミ

[熟語]
瀾澳瀾汗・瀾然瀾濤瀾倒瀾波瀾斑瀾翻瀾漫瀾文瀾瀾瀾浪

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