火道具(読み)ヒドウグ

デジタル大辞泉 「火道具」の意味・読み・例文・類語

ひ‐どうぐ〔‐ダウグ〕【火道具】

鉄砲など、火を発する道具火器
香道七つ道具で、火箸ひばしはさみ香箸こうばし灰押さえ香匙こうすくいうぐいす羽箒はぼうき総称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火道具」の意味・読み・例文・類語

ひ‐どうぐ‥ダウグ【火道具】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銃砲などの火を発する道具。火器。
  3. 香道で用いる火箸(ひばし)香箸(こうばし)・鋏(はさみ)・鶯(うぐいす)香匙(こうさじ)羽箒(はぼうき)灰押(はいおし)などの総称。
    1. [初出の実例]「香道世に行るるより、火道具抔も事多なりて、七種の具となれり」(出典:御家流改正香道秘集‐志野三道具之事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の火道具の言及

【香道具】より

…蒔絵のものも多い。(6)火道具 炭団(たどん)や香木,葉を扱う9種の道具で,小道具包とよぶ畳紙に納めてある。(a)羽箒(はぼうき) 柄は唐木(からき)2寸8,9分,先端に鴇(とき)などの羽毛を差してある。…

※「火道具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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