灰木(読み)はいのき

精選版 日本国語大辞典 「灰木」の意味・読み・例文・類語

はい‐の‐きはひ‥【灰木】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ハイノキ科の常緑小高木。本州の南畿以南、四国、九州の山地に生える。高さ一〇メートル、径三〇センチメートルに達する。葉は互生し、長さ三~八センチメートルの狭卵形で、先は尾状にとがり、縁に鋸歯(きょし)がある。初夏葉腋のまばらな総状花序に三~六個の先が五裂した小さな白い花が咲く。果実は卵形で紫黒色に熟す。幹・葉を焼いて灰から灰汁(あく)をとる。漢名に山礬をあてるが誤用。いのこしば。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
  3. 植物くろばい(黒灰)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む