灰木(読み)はいのき

精選版 日本国語大辞典 「灰木」の意味・読み・例文・類語

はい‐の‐き はひ‥【灰木】

〘名〙
ハイノキ科の常緑小高木。本州の南畿以南、四国、九州の山地に生える。高さ一〇メートル、径三〇センチメートルに達する。葉は互生し、長さ三~八センチメートルの狭卵形で、先は尾状にとがり、縁に鋸歯(きょし)がある。初夏葉腋のまばらな総状花序に三~六個の先が五裂した小さな白い花が咲く。果実は卵形で紫黒色に熟す。幹・葉を焼いて灰から灰汁(あく)をとる。漢名に山礬をあてるが誤用。いのこしば。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「灰木」の解説

灰木 (ハイギ)

植物。ブナ科の常緑高木,園芸植物ツクバネガシ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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