普及版 字通 「炮」の読み・字形・画数・意味


9画

(異体字)
9画

[字音] ホウ(ハウ)
[字訓] あぶる・やく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(包)(ほう)。〔説文十上に「毛のままにてを炙(あぶ)るなり」とあり、まるやきをいう。字はまたに作る。

[訓義]
1. あぶる、やく、まるやき、つつみやき。
2. 薬を作る。
3. 爆(ばく)と通じ、さける、はじける、爆竹
4. (ほう)と通じ、大砲

[古辞書の訓]
名義抄〕炮 ツツミヤキ・アブリ・アブリモノ〔字鏡集〕炮 アブル・ツツミヤキ・アツシ・シシムラヲヤクナリ・ホソクツ・ハタメク・ケブリ

[熟語]
炮火炮格炮羲炮羔炮熬炮柴炮宰・炮炮煮・炮手炮粥・炮食・炮人・炮・炮製・炮炮竹・炮土・炮肉炮烙炮碌・炮
[下接語]
炙炮・蒸炮炮・燔炮・烹炮・毛炮・


9画

(異体字)炮
9画

[字音] ホウ(ハウ)
[字訓] あぶる・やく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(包)(ほう)。〔説文〕十上に字を炮に作り、「毛のままにてを炙(あぶ)るなり」という。まるやきにする意。はその異体字。古くはこの字形を用いることも多い。

[訓義]
1. あぶる、やく、まるやき。
2. 咆と通じ、たける、ほえる。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツツミヤキ・アブリ・アブリモノ/炮 ツツミヤキ・アブル語彙は炮字条参照。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android