山川 世界史小辞典 改訂新版 「無制限潜水艦作戦」の解説
無制限潜水艦作戦(むせいげんせんすいかんさくせん)
uneingeschränkter Unterseebootkrieg
第一次世界大戦中ドイツの軍部の主張でとられた強硬策。中立国の商船をも含めていっさいの艦船を無差別に撃沈するというもので,イギリスを海上封鎖してこれを半年内に降伏させる予定で1917年2月に開始された。しかし,所期の目的を達成できなかったばかりか,中立国アメリカの世論をわき立たせ,ついに4月相手側に立って参戦させる結果を招いた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報