無極志玄(読み)むきょくしげん

精選版 日本国語大辞典 「無極志玄」の意味・読み・例文・類語

むきょく‐しげん【無極志玄】

  1. 〘 名詞 〙 鎌倉末期・南北朝時代臨済宗の僧。慈済門派の祖。勅諡仏慈禅師。四辻宮尊雅王の子。足利義満叔父。東寺で密教を学び、のち東福寺の無為昭元円覚寺夢窓疎石に参禅し、貞和二年(一三四六天龍寺に住した。弘安五~延文四年(一二八二‐一三五九

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「無極志玄」の解説

無極志玄 むごく-しげん

1282-1359 鎌倉-南北朝時代の僧。
弘安(こうあん)5年生まれ。尊雅王の子。四辻善成の兄。臨済(りんざい)宗。南洲宏海のもとで出家し,京都東福寺の無為昭元にまなぶ。のち鎌倉円覚寺で夢窓疎石(むそう-そせき)に師事し,その法をついで京都天竜寺2世となった。延文4=正平(しょうへい)14年2月16日死去。78歳。京都出身。諡号(しごう)は仏慈禅師。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android