無異(読み)ブイ

デジタル大辞泉 「無異」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐い【無異】

[名・形動]異状がないこと。無事であること。また、そのさま。
「―安全緒言終って」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無異」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐い【無異】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 何事も起こらないで無事であること。また、そのさま。平穏。
    1. [初出の実例]「御無異之旨珍重不之候」(出典:牧童宛芭蕉書簡‐元祿三年(1690)七月一七日)
  3. 変わらないこと。ちがわないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「虎狼が十度に一二度人をくはずとも、信実心無異(ブイ)にして、人をくはぬとは思ひがたし」(出典:仮名草子可笑記(1642)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐河渠書〕

む‐い【無異】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ⇒ぶい(無異)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「無異」の読み・字形・画数・意味

【無異】むい

同じ。

字通「無」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android