焦点深度(読み)ショウテンシンド

デジタル大辞泉 「焦点深度」の意味・読み・例文・類語

しょうてん‐しんど〔セウテン‐〕【焦点深度】

カメラなどで、焦点中心に鮮明な像を結ぶと考えられる光軸上の範囲

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精選版 日本国語大辞典 「焦点深度」の意味・読み・例文・類語

しょうてん‐しんどセウテン‥【焦点深度】

  1. 〘 名詞 〙 焦点を中心としてかなりはっきりした像を結ぶ、光軸上の範囲。〔写真百科大辞典(1933)〕
    1. [初出の実例]「焦点深度が浅いので、被写体が前後の移動をするとすぐボケるし」(出典:放送よもやま話(1981)〈坂本朝一〉I )

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百科事典マイペディア 「焦点深度」の意味・わかりやすい解説

焦点深度【しょうてんしんど】

レンズ焦点をある一点に合わせた場合,その点から前後になお鮮明な像を結び得る範囲をもつ。この両限界間の距離を焦点深度という。短焦点レンズほど,またレンズの口径(絞りの径)が小さいほど焦点深度は大きく,シャープに映る像をつくるピント合せの範囲が広くなる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焦点深度」の意味・わかりやすい解説

焦点深度
しょうてんしんど
depth of focus

写真レンズ特性一つで,被写体にピントを合せたとき,焦点の前後で錯乱円直径が点として許容できる大きさ (たとえば 35ミリ判では 0.028mm,6×6判では 0.050mm,6×7判では 0.056mm,6×9判では 0.064mm) となる範囲。つまり実用上許容できるピントが合う焦点の範囲をいう。

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