焦電効果(読み)ショウデンコウカ(その他表記)pyroelectric effect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焦電効果」の意味・わかりやすい解説

焦電効果
しょうでんこうか
pyroelectric effect

電気石,酒石酸などの強誘電体の結晶体の一部を加熱した際に,表面に誘電分極により電荷が現れる現象。温度上昇によって分極が減少し,それに見合う量の電荷が現れることによって生じる。この効果を利用した赤外線検出器が実用化されているが,材料には,硫酸グリシン (H2NH2COOH)3・H2SO4 (triglycine sulfate略して TGS) ,ニオブ酸ストロンチウム・バリウム (SrxBa1-x)NbO3 などが使用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む