然れば(読み)サレバ

デジタル大辞泉 「然れば」の意味・読み・例文・類語

され‐ば【▽然れば】

《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》
[接]
1 前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。
「―賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て出来るものなり」〈福沢・学問のすゝめ〉
2 話題を転じるときに用いる。それでは。さて。ところで。「然れば出かけるとしよう」
3 意外なことなどを感情をこめて述べるときに用いる。いったい。そもそも。
「―こは何事ぞ。日本国をしづむる事、義仲、義経がしわざにあらずや」〈平家・一一〉
[感]相手の言葉に答えて発する語。さよう。そう。いや。
「『権三殿は御存知ないか』『―、存じたとも申されず、存ぜぬとも申されぬ』」〈浄・鑓の権三〉

しかれ‐ば【▽然れば】

[接]
1 そうであるから。だから。
「賽銭さいせんは一厘銭のみ。それだに奉加ほうがするはいと稀なり…。―蟻むれ集る老若男女も、みな信心家にあらざるにや」〈逍遥・当世書生気質〉
2 話の冒頭に用いる語。さて。ところで。
「―胡国の軍いくさ強こおうして」〈謡・昭君〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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