熊斐(読み)ユウヒ

関連語 熊代熊斐

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熊斐」の意味・わかりやすい解説

熊斐
ゆうひ

[生]元禄6(1693).長崎
[没]安永1(1772).12.28. 長崎
江戸時代中期の長崎派の画家。姓は初め神代のち熊代。名は斐,字は淇瞻 (きせん) 。通称は彦之進のち甚左衛門。号は繍江。熊斐は漢名。唐通詞の家に生れる。絵は初め渡辺秀石に学び,次いで来朝した沈南蘋 (しんなんぴん) に師事。作品は濃彩華麗で細密写生画に傑作が多く,また豪放な墨画にもすぐれる。真村蘆江宋紫石,鶴亭など門人が多く,南蘋画風の先駆者として知られる。主要作品『月梅八哥図』,『鴉図』 (東京国立博物館) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む