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唐通事 トウツウジ

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デジタル大辞泉の解説

とう‐つうじ〔タウ‐〕【唐通事】

江戸時代、長崎奉行の配下に置かれ、中国との貿易交渉にあたった通訳。多く、中国からの渡来人の子孫が家業として世襲した。

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大辞林 第三版の解説

とうつうじ【唐通事】

江戸時代、長崎の唐人屋敷・出島に役所を置き、中国人との貿易交渉に通訳兼商務官として携わった者。およそ七〇家が世襲で任に当たった。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

唐通事
とうつうじ

江戸幕府が長崎に置いた唐船のための訳官。1604年(慶長9)明(みん)人馮六(ひょうろく)に始まるとされるが、訳官としての地位が明確になるのは1641年(寛永18)である。その後、大通事(おおつうじ)4名、小(こ)通事5名の定員になり、明末清(しん)初、日本に流寓(りゅうぐう)した人々の子孫である潁川(えがわ)(本姓陳(ちん)氏)、官梅(かんばい)・二木(にき)(本姓林(りん)氏)、彭城(さかき)(本姓劉(りゅう)氏)らの諸家がその職を世襲した。取引の際の通弁はもとより、長崎入港の際の宗門改(あらため)、積荷帳・風説書の翻訳・上申、唐人屋敷内での密貿易の監視、唐人の下意上達、帰航時の信牌(しんぱい)(来航許可証)の交付などを行う。通常、唐通事とは、前述の額設九家の大・小通事をさしていい、州口(しょうしゅうぐち)、福州口・南京(ナンキン)口通事の別があった。[山脇悌二郎]
『林陸朗著『長崎唐通事――大通事林道栄とその周辺』(2000・吉川弘文館)』

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世界大百科事典内の唐通事の言及

【通事∥通詞】より

…江戸時代の長崎の地役人で通訳官。一般に通事は中国語の唐通事を,通詞はオランダ通詞を指した。ともに通訳業務のほか,諸法令の伝達執行,貿易品の評価や日本側役人として取引折衝にあたり,貿易改革などについての意見上申,外国人や出入商人の管理統制にもあたる商務官でもあった。…

※「唐通事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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