牛眼(読み)ぎゅうがん(英語表記)buphthalmia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

牛眼
ぎゅうがん
buphthalmia

水眼ともいう。乳幼児にみられる先天性緑内障眼球の中の前房隅角に先天的な構造異常があると眼圧が高くなるため,角膜強膜が伸展し眼球全体が大きくなる。ウシの眼のようであるところから,牛眼と呼ばれる。5歳以下,特に1~2歳で発病するものが多く,片眼より両眼が多い。角膜が異常に大きいことで発見される。

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デジタル大辞泉の解説

ぎゅう‐がん〔ギウ‐〕【牛眼】

幼児の緑内障で、眼圧高進のために眼球が拡大した状態。

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大辞林 第三版の解説

ぎゅうがん【牛眼】

幼児の緑内障の症状の一。眼圧の亢進こうしんのため、眼球が拡大した状態。水眼。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

牛眼
ぎゅうがん

乳幼児の緑内障をいう。3歳までは眼球壁が軟らかく、このころに眼圧が上昇する緑内障にかかると、眼球が膨らむように大きく発育し、角膜も大きくなって牛の目のような外観になる。先天性の隅角形成異常や胎児期の炎症による房水流出障害などが原因となる。従来、先天緑内障と総称されていたが、2003年(平成15)より発達緑内障とよぶことになった(日本緑内障学会)。角膜が磨(すり)ガラス状に白くなったり、斜視などから気づかれることが多い。隅角壁の切開という顕微鏡手術が即効的であり、早いほど結果がよい。術後は弱視治療が必要となる。なかには角膜が大きいだけで眼圧上昇もなく、なんら障害のない巨大角膜があるので注意を要する。[岩田和雄]

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世界大百科事典内の牛眼の言及

【緑内障】より

…原発先天緑内障では,角膜が浮腫混濁し,また角膜径が高眼圧のため増大する。牛の眼のようにも見えることから牛眼とも呼ばれる。
[緑内障の治療]
 緑内障のため損なわれた視野や視力は回復しない。…

※「牛眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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