乳幼児の緑内障をいう。3歳までは眼球壁が軟らかく、このころに眼圧が上昇する緑内障にかかると、眼球が膨らむように大きく発育し、角膜も大きくなって牛の目のような外観になる。先天性の隅角形成異常や胎児期の炎症による房水流出障害などが原因となる。従来、先天緑内障と総称されていたが、2003年(平成15)より発達緑内障とよぶことになった(日本緑内障学会)。角膜が磨(すり)ガラス状に白くなったり、斜視などから気づかれることが多い。隅角壁の切開という顕微鏡手術が即効的であり、早いほど結果がよい。術後は弱視治療が必要となる。なかには角膜が大きいだけで眼圧上昇もなく、なんら障害のない巨大角膜があるので注意を要する。
[岩田和雄]
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…原発先天緑内障では,角膜が浮腫混濁し,また角膜径が高眼圧のため増大する。牛の眼のようにも見えることから牛眼とも呼ばれる。
[緑内障の治療]
緑内障のため損なわれた視野や視力は回復しない。…
※「牛眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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