→源義経
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→源義経
…題名の初出は1551年(天文20)(《陰徳太平記》),上演記録の初出は63年(永禄6)(《言継卿記》)。鞍馬を出た牛若丸は金売吉次一行に加わって東国に下る途中,鏡宿で烏帽子を折らせるが,烏帽子折職人の妻が父義朝の郎等鎌田正清の妹であった。その夜,牛若はひとりで元服する。…
…題材は《義経記》から鬼一法眼や弁慶関連の項をとり,鞍馬天狗の話なども加えたもの。(1)〈菊畑〉 清盛が熊野参詣の船中で源義朝の挙兵を聞くことから始まり,弁慶の生い立ちが書かれ,牛若丸,鬼三太がそれぞれ虎蔵,智恵内と名のって鬼一法眼の屋敷に仲間(ちゆうげん)として雇われ,いろいろ苦心して三略の巻を入手しようとする。鬼一は邸内の菊畑で智恵内に自分の過去を語る。…
…義経伝説に登場する盗賊。牛若丸が金売吉次に伴われて奥州の藤原秀衡のもとへ下る途中,吉次の荷物をねらう長範一行に襲われたが,牛若丸の活躍によって長範は討ちとられたという。長範が牛若丸を襲う場所は美濃国青墓(幸若舞《烏帽子折》,謡曲《現在熊坂》)とも同国赤坂(謡曲《烏帽子折》《熊坂》)とも伝える。…
※「牛若丸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」