新撰 芸能人物事典 明治~平成 「牧野周一」の解説
牧野 周一
マキノ シュウイチ
- 職業
- 漫談家
- 本名
- 宇野 主一
- 生年月日
- 明治38年 2月21日
- 出生地
- 宮城県 石巻市
- 学歴
- 麻布中中退
- 経歴
- 2歳から東京で暮す。大正12年、18歳の時に活動写真の弁士を志して徳川夢声に師事。15年無声、大辻司郎らが作ったナヤマシ会に参加、漫談の芸を身につける。映画のトーキー化にともない、昭和10年ごろ本格的に漫談に転向し、松井翠声と並んで司会者としても草分け的な存在となった。戦後は民放ブームに乗って人気が高まり、特に「素人名人会」の司会ぶりは有名。寄席では落語家の大真打ちと並んでトリをつとめるほどだった。
- 受賞
- 芸術祭奨励賞〔昭和40年〕
- 没年月日
- 昭和50年 5月3日 (1975年)
- 家族
- 長男=宇野 功芳(音楽評論家・指揮者),三男=宇野 道義(帝京大学助教授)
- 伝記
- 芸人という生き方―渥美清のことなどさらば、愛しき芸人たち 矢野 誠一 著矢野 誠一 著(発行元 文芸春秋文芸春秋 ’01’89発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報